5日目。
お昼から次の場所へ移動するので、
午前は近所をウロウロする。
マーク に薦められて、徒歩数分の Clarion Alley へ。
ここが観光地になっていて、観光客もいるので歩けるけれど、
そうでなければ、ちょっと躊躇してしまう。
美味しいと聞いていたベーカリー 『 Tartine Bakery 』。
この日は並んでいる人も少め。
でも店内は満席。
見るからに美味しそうな クロワッサン と モーニング・バン を。
モーニング・バンは、クロワッサンの生地で作られていて、何層にもなった薄い生地に、
パラパラとシュガーがかけられている甘いパン。
クロワッサン も モーニング・バン も、今までに食べたどんなパンよりも美味しくて、
これを食べる為に San Francisco に行きたいと今でも思う。
日本にもお店ができる予定だったらしいけど、
なぜか中止になったらしい。
ほんと、美味しいパンだった。
ほんと美味しかった。
次の宿泊場所へ行く時間。
マークもラファエルも仕事でいなかったので、
感謝のメモを残す。
BART に乗って約30分。
El Cerrito (エルセリート or エルサリート)へ。
サンフランシスコから、海を挟んで東側の、
住環境のとてもいい街。
デイビッドと縁(ゆかり)さんのご自宅の…
横に停めている…
キャンピングカーに宿泊。
十分4人が座れるテーブルもあるし、
足を伸ばして寝られるベッドもあるし、
キッチンも、
冷蔵庫も…。
何と言っても!
ピットブルの、かわいい Tulia (トゥリア)!!
キャンピングカーで少し休憩をした後、
縁さんに誘われて、Tulia の散歩に付き合う。
車に乗って、ドッグパークへ。
向こうに見えるのは、ゴールデンゲートブリッジ。
この風景を見た時に、何とも言えない気持ちになった。
言葉にするとしたら… 幸せ? 生きていて良かった? いや違うな・・・
全てをひっくるめて “ がんばろう ” かもしれない。
他のワンちゃんたちも集まってきた。
そのあと、車でオークランドまで行き、
イタリアンの 『 DESCO 』へ。
今、このお店は閉店したみたいだけど、
サービスも良くて、美味しかった。
何と言っても、縁さんのこれまでの生き方を聞いて驚いた。
30代後半に、学生ビザを取り、
アメリカ人のボーイフレンドを追ってアメリカに。
その後、そのボーイフレンドとは別れ、
更に、もう少ししたらビザが切れる。
日本に戻る? アメリカに残る?
アメリカに残るなら、アメリカ人と結婚するしかない!と思い、
自ら “ 出会い ” のサイトを作り、そこでボーイフレンドを探すことに。
そこで、何人目かで出会えたのが、David。
David はアメリカ国籍を持っている日本人。
父親の仕事で中学生の頃にアメリカへ。
高校生の頃に、日本に戻ることになった時、
Davidと妹さんはそのままアメリカに残ることに。
だから、David という名前は通称なのかな。
アメリカで仕事をする際には、やっぱり英語名が必要なんだろう。
特に、David は、ダビデから派生している名前なので、
キリスト教を信仰している人たちからすると、親しみのある名前らしい。
David と縁さんが結婚して、まだ十数年。
縁さんの方が年上で、縁さんと私はそんなに年齢は違わない。
世の中には、いろいろな人生を送っている人がいるな・・・と思う。
こうして、ひとりで海外に旅行に行くことなんか、
まだまだ甘いな・・・と思う。
心も行動力も・・・もっと強くできたはずなのに。
ほんと、まだまだ甘い。