仕事が休みの午後、ぼーっとテレビを見ていたら、
藤山直美さんがテレビアナウンサーを相手に、
いつもの渋い毒舌を吐いていた。
大阪松竹座で “ 藤山寛美没後20年 喜劇特別公演 ” があるらしい。
娘である直美さんが、寛美さんの十八番の喜劇を再演。
寛美さん好きの私としては、どうしても見ておきたい。
大阪松竹座の HP ですぐに夜の部のチケットを購入。
“ 南地大和屋へらへら踊り ”
大阪宗右衛門町の 『 大和屋 』 の名物にしようと、
“ へらへら踊り ” なる踊りの伝承者を探しに、名古屋に行く。
その師匠の悲しい過去の別れを知り、一策を講じる・・・。
よくある親子の別れと出会いの話し。
きっちり、最後は泣いてしまった。
今回直美さんが演じられていたのは、
名古屋に師匠を探しに行く “ 留やん ” の女房の役。
きっと、寛美さんは留やんの役をしていたんだと思う。
だから今回、直美さんの役どころが、中途半端だったかな。
とって付けたような役。
“ お祭り提灯 ”
提灯屋の徳兵衛が、集められた祭りの寄付金の入った袋を拾う。
それを、町内一の強欲張りの山路屋幸平衛が横取りしようとする。
徳兵衛は、その寄付金を持ち主に返そうとするが、
一時的に隠した場所から、次から次へと移動して行き、
大勢の人を巻き込んで、追いかけっこが始まる。
笑った。笑った。
結末は大爆笑。
ありきたりの結末なんだけど、大爆笑。
なんであんたが・・・と思う暇もなく納得して笑った
涙と笑い。
これこそが寛美さんのお芝居だ。
どうしても、寛美さんの表情や声や言い回しが記憶に強く残っているので、
女性である直美さんが演じるのは、ちょっと無理があるかなぁ。
寛美さんの DVD - BOX 欲しいなぁ。
けど、かなり高価。
今さらながら、寛美さんが亡くなられたことが悔しい。
4:00 pm に始まって、休憩も入れて約3時間の公演。
大阪松竹座を出ると、斜め向いに気になるお店が・・・。
“
アンドリューのエッグタルト ”
この手の甘い物には弱いので、即買い。
定番のタルトとチョコを買ってみた。
美味しいっ!
香港に行った時に、香港に住む友人がエッグタルトを買ってホテルに
持って来てくれて、その時の感激は今でも覚えてる。
同じ甘さと柔らかさが広がった。
あの感激を思い出した。
甲子園のららぽーと内にもお店があるみたいだから、
近いうちに行ってみよっと。
しばらく、我が家ではエッグタルトが流行りそうや。